自分の信用情報を見る
キャッシングサービスを行う会社は、 「全情連」 と呼ばれる個人信用情報機関に加盟しています。それによって申込み者の名前・生年月日を照会し、現在の借入れ件数や金額、過去のキャッシングの取引履歴や延滞情報などの記録を参照することができるのです。この「信用情報」は実は、私たちユーザ側でも、自分で確認することができます。
ここでは自分で信用情報を確認する方法を解説します。

個人信用情報機関の種類
個人信用情報機関は4機関あり、キャッシング業者・クレジットカード会社・銀行などの業態ごとに存在し、加盟する機関がそれぞれ違います。
 キャッシング業者が加盟しているのは全国信用情報センター連合会、通称:全情連で他の信用情報機関に比べて記録している情報が細かくて精度が高いことが特長です。全情連は全国33の情報センターから組織されており、本部の役割を担っています。

・全国信用情報センター連合会(通称:全情連/JIC)
キャッシング業者が加盟(延滞継続中/延滞解消後は1年/自己破産10年は情報を記録)

(株)シー・アイ・シー(CIC)
クレジットカード会社・信販会社が加盟(延滞継続中/延滞解消後は5年/自己破産7年は情報を記録)

全国銀行個人信用情報センター(通称:全銀協/KSC)
銀行、信用金庫、信用組合、農協などの金融機関が加盟
事故発生日から5年/延滞解消後は5年/自己破産10年は情報を記録

(株)シーシービー(CCB)
外資系クレジットカード会社とキャッシング業者が加盟
事故発生日から5年/延滞解消後は5年/自己破産7年は情報を記録


最寄の情報センターに行くと情報を開示してくれる
 全情連では本人が運転免許証やパスポートなどの身分証明書と印鑑を持参して直接最寄の情報センターに行けば信用情報を開示してもらうことができます。
 実際に情報センターに行くと受付で申込み用紙を手渡され、記入して押印し身分証明書とともに提出すると5分ほどで別室にあるブース(パーテーションで区切られている)に通されます。すると担当の職員が来て、あなたの信用情報が記載されたA4サイズの用紙を提示し、記載されている情報について説明してくれます。
 残念ながらこの用紙そのものはもらうことができませんが、替わりにメモ用紙を手渡され控えることを許可されます。
 受付時間は祝祭日を除く月曜〜金曜の10:00〜12:00と13:00〜16:00となっています。(一部のセンターでは時間が異なります)

どんな情報が見れるのか?
以下のとうりあなたの属性情報から現在の借り入れ状況、過去の取り引き履歴にいたるまで実に多くの情報が記録されています

本人を特定する情報
氏名、性別、生年月日、住所、電話番号、勤務先
借り入れ状況に関する情報
貸付日、貸付金額、貸付残高、最終入金日、次回入金予定日、完済日
照会に関する情報
照会状況 (キャッシングサービスに申込みをした年月日と回数)
異動情報
延滞日、延滞解消日、債務整理日、自己破産、特定調停、民事再生

もしブラックだった場合、他の信用情報機関にもわかるのか?
 個人信用情報機関のうち全情連、シー・アイ・シー、全銀協はそれぞれ相互に延滞情報(ブラック情報)だけを照会できるようになっており、このシステムをCRIN(クリン)といいます。
 つまりどこか1つでも個人信用情報機関にブラック情報が登録されていると、どの業態の金融機関に申込みをしても信用情報照会の際に判明するようになっているということです。
 しかしキャッシング業者はシー・アイ・シーや全銀協のブラック情報を照会することはほとんどありませんし、仮に照会してブラック情報が判明したとしても審査に影響しないケースがほとんどです。つまり気にしてないのです。
 マズイのは逆のケースで、もしキャッシングでブラック情報が載るとクレジットカードや銀行での審査ではほぼ100%審査NGとなります。
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