キャッシング - 社保か国保か組保か

社会保険・国民健康保険・組合保険と、加入している健康保険の種類によって、キャッシングの審査の結果には大きな違いが出てきます。
具体的には、限度額の多さや増額のスピードが異なってくるのですが、それぞれの健康保険がどのように評価されるのでしょうか?
このページでは健康保険の種類について解説します。


健康保険にはどんな種類があるのか?

健康保険とは風邪を引いて病院に行くときに出す 「健康保険証」 のことで、日本生命や安田生命のような生命保険のことを指すのではありません。
 公務員・会社員・自営業者・フリーターなどの職業や雇用形態によって加入する健康保険は違ってきます。
 キャッシングの80%以上のユーザーは社保または国保の加入者です。

公務員共済 - (略称)共済 - (加入者)公務員 - (評価)◎
組合管掌健康保険 - (略称)組保 - (加入者)大企業の会社員 - (評価)◎
政府管掌健康保険 - (略称)社保 - (加入者)中小企業の会社員 - (評価)○
国民健康保険 - (略称)国保 - (加入者)自営業者・フリーター - (評価)△
その他:船員・日雇い - 船乗り --


健康保険の種類から何を判断しているのか?


日本の健康保険システムの特色として、公務員に対しては共済という保険制度を国が用意し、従業員500人以上で自前の組合を持っている企業つまりNTTやJR・日本たばこをはじめとする大企業には組合保険という制度を適用しています。
 そして中小企業に対しては社会保険庁が中心となって社会保険という制度を設け、このどちらにも属さない自営業者やフリーター、無職の人には国民健康保険という制度を適用してるのです。
 この階層構造自体が
収入の安定度そのものを示す指標となり、しいては離職率の高低を示すといっても過言ではないわけです。
 そして健康保険証1枚からあなたの勤務先の名前や住所、入社年月日、あなたの家族構成、あなたの本人属性である名前・生年月日などあらゆる大切な情報が瞬時に判明するのです。
 キャッシング業者はこのような健康保険システムの背景にある仕組みを審査に活用し、健康保険の種類からズバリ返済能力を判断しているのです。
 よってキャッシングの審査では社保か組保か国保かという健康保険種別は 「他社借り入れ件数」 と同様に非常に大きな影響を与えます。


健康保険の種類によって融資額(限度額)ほどのくらい違うのか?

健康保険の種類によって融資額がどの程度変わってくるかを大枠で捉えていただくために事例をお見せします。

【30歳独身・他社借り入れ1件・賃貸マンション】
保険の種類   融資額 (限度額)
共済 - 50万 (それ以上の打診もあり)
組保 - 50万
社保 - 50万
国保 - 30万


では、社保や組保に加入さえしていればそれで審査が有利になるのでしょうか?
勤続年数は関係ないのでしょうか?